笯(ど)とは、魚を捕るための仕掛けで、筌(うえ)ともいう。筒状や徳利状に竹を編み、その口に返しをつけて、入った魚が出られないようにしている。朝霧の静けさの中、この竹網の仕掛けが水面に返される。おそらく目前は霧だけであって、水面に落ちる笯は見えていない。そのしなやかな音だけを霧の中で聞いたのだろう。細い竹が水を切り分けて沈んでいく。
※古志HPの「今日の一句」の10月7日掲載分です。
笯(ど)とは、魚を捕るための仕掛けで、筌(うえ)ともいう。筒状や徳利状に竹を編み、その口に返しをつけて、入った魚が出られないようにしている。朝霧の静けさの中、この竹網の仕掛けが水面に返される。おそらく目前は霧だけであって、水面に落ちる笯は見えていない。そのしなやかな音だけを霧の中で聞いたのだろう。細い竹が水を切り分けて沈んでいく。
※古志HPの「今日の一句」の10月7日掲載分です。
私の育ったいなかではドではなくドウといった。薪割り道具のヨキをヨーキと言った。昔の人の言葉は何らかの根拠があることを知った。