一句鑑賞/飴山實 花筏やぶつて鳰の顔のぞく 飴山實 Posted on 9 1月, 2009 by ちかた / 0件のコメント 鳰(にお)とはカイツブリのことです。通常、鳰は冬の季語になりますが、ここでは主の季語が花筏(はないかだ)なので、春の鳰です。この句は、池一面を覆う桜の花びらの下から、鳰がひょいと顔を出す、その瞬間を詠んでいます。鳰は潜水...