井月 朝もどる猫の素足や春の雪 井上井月 Posted on 10 2月, 2012 by ちかた / 0件のコメント 朝、薄く積もった雪の上に、猫の足跡がある。作者はそれを猫の家の外で見ている。猫は家に戻り、のこされた猫の足跡のもとに作者がいる。もどるところのない、放浪の詩人らしい句である。猫が素足なのはあたりまえだが、それに驚く作者は...