誰かまづ灯をともす町冬の雁 飴山實

雁が越冬する北国。早々と日が暮れ、戸外で活動していた人々は家に入り、町は静まりかえる。まず灯がひとつともり、そこから厳寒に閉ざされた屋内の暮らしが始まる。遠くには雁の声が聞こえている。ひとつの灯が、まるで人々の温もりのあかしであるかのように思えてくる。

※古志HPの「今日の一句」の1月28日掲載分です。

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