風船売大和の埴土を長靴に 飴山實

埴土(はに)とは古来、陶器や瓦に用いられてきた粘土のこと。風船売が春の季語であるが、風船売の長靴についた土は、まさに春の到来のあかし。季節は春、国は泥濘の大地。

※古志HPの「今日の一句」の2月28日掲載分です。

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