一句鑑賞/飴山實 山藤はいといとけなく垂れそめし 飴山實 Posted on 28 4月, 2010 by ちかた / 0件のコメント 山藤は木から木へ蔓を伸ばし、山林の樹冠にひろがる。花は房状に枝垂れて数十センチにもなる。この句の山藤は、まだ花が枝垂れはじめたばかり。「いと」の繰り返しに、ほんとうにまだ小さく、咲きそめたばかりの様子がうかがえる。甘い香りがほんのりと漂ってくるようだ。 ※古志HPの「今日の一句」の4月24日掲載分です。 春、藤、飴山實 ちかた ちかた の投稿をすべて表示