うき事も鼻にぬけたる新酒哉 松瀬青々
日本酒を最近おぼえたせいもありますが、実感として詠めます。句を詠んでいるだけなのに、ほんとうに憂きことが鼻から抜けていきます。松瀬青々は子規からの評価が高かった俳人で、関西のホトトギス派の重鎮だそうです。もともと数学が得...
日本酒を最近おぼえたせいもありますが、実感として詠めます。句を詠んでいるだけなのに、ほんとうに憂きことが鼻から抜けていきます。松瀬青々は子規からの評価が高かった俳人で、関西のホトトギス派の重鎮だそうです。もともと数学が得...
渓流沿いの大きな石の上に両手をついて、川のほうを覗き見たのか、その石の上に腹這いになって乗ってしまったのでしょうか。石の温度や堅さを皮膚で感じながら、水と緑の匂いのする空気を胸一杯に吸って、また大きく吐き出す。炎天の夏が...