牛乳の噴きこぼれをり冬木立 長谷川櫂

すっかり葉も落ちきり、寒さの中で時間がとまったかのように立ち並んでる冬木。しかし、その内側では春になっていっせいに芽吹き出す力が、ひっそりと、そして確実にためてこまれいる。気をそらしたとたん一気に噴きあがった牛乳は、どこかこの冬木の中に眠っている力と呼応するものがありそうだ。

※古志HPの「今日の一句」の12月16日掲載分です。

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