藻の香してすなはち鮎をたうべけり 飴山實

鮎は水中の岩について藻類を食べる。その鮎を食べたあとに、藻の香りがのこっている。それは岩魚でも鱒でもなく、まがうことなく鮎を食べたということ。食べるということは、食物連鎖の中にあるということでもあるのだ。

※古志HPの「今日の一句」の6月29日掲載分です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA