田を植ゑしはげしき足の跡のこる 飴山實

田植えの活気や、またそのたいへんさが伝わってくる一句。田んぼを出るたびに、その土をつけた足が跡をつける。それがまだ乾くまもなく、また別の足跡がつく。田植えが終ってみれば、田植えのはげしさをのこしたまま、その足跡が乾きかたまっている。その先には、さぞ見事な植田が広がっていることだろう。

※古志HPの「今日の一句」の掲載(5月16日)にあたり、書き直しました。

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