田を植ゑしはげしき足の跡のこる 飴山實
田植えの活気や、またそのたいへんさが伝わってくる一句。田んぼを出るたびに、その土をつけた足が跡をつける。それがまだ乾くまもなく、また別の足跡がつく。田植えが終ってみれば、田植えのはげしさをのこしたまま、その足跡が乾きかた...
田植えの活気や、またそのたいへんさが伝わってくる一句。田んぼを出るたびに、その土をつけた足が跡をつける。それがまだ乾くまもなく、また別の足跡がつく。田植えが終ってみれば、田植えのはげしさをのこしたまま、その足跡が乾きかた...
※書き直しました。 湿った土の匂いまでしてくるような気持ちのよい一句です。この句の季語は、もちろん田植えです。雪解け水がたゆみなく流れ、生きものたちの動きも活発になってきた、雪国の初夏。田んぼにも水がはられ、鏡のようにあ...