松本たかし あたたかき深き空洞の炬燵かな 松本たかし Posted on 21 12月, 2011 by ちかた / 0件のコメント 空洞には「うつろ」とルビがある。空洞とは何もないということではない。たとえば、うつほ物語の洞窟や琴がそうだろうし、竹取物語でかぐや姫の出てくる「竹」、桃太郎の出てくる「桃」もそうかもしれない。つまり、なにかが生まれ出てくるところである。この句が面白いのは、それが炬燵だからである。 出典:『松本たかし句集』 冬、松本たかし、炬燵 ちかた ちかた の投稿をすべて表示