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タグ: 漱石

ノート/漱石の俳句

漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ

Posted on 23 12月, 2017 by ちかた / 2件のコメント

漱石は猫で有名ですが、犬も飼っていました。『元祖・漱石の犬』という本によれば、明治三〇年、漱石は鏡子の流産のあと、その傷を癒すためか、一匹の仔犬を飼ったそうです。写真も遺っています。しかし、その仔犬とは一年で引っ越しの際...

ノート/漱石の俳句

漱石の俳句(8)肩に来て人なつかしや赤蜻蛉

Posted on 23 10月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

明治四三年八月二六日、漱石は療養中の伊豆で大量の血を吐き、危篤状態に陥ります。数日生死をさまよい、一命を取り留めます。これが世に「修善寺の大患」と呼ばれる事件です。このときのことは、翌年四月に発表された随筆『思い出す事な...

ノート/漱石の俳句

漱石の俳句(7)筒袖や秋の柩にしたがはず

Posted on 23 9月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

運命とは残酷で、また面白いものです。明治三三年、漱石は文部省から英国ロンドン留学を命ぜられます。漱石の俳人としての運命は一旦ここで断ち切られることになるわけです。もし、このまま漱石が俳人としての道を進んでいたら、いったい...

ノート/漱石の俳句

漱石の俳句(6)菫程な小さき人に生れたし

Posted on 26 6月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

二〇一四年、漱石から子規へ送った手紙があらたに発見されたというニュースがありました。手紙の日付は明治三〇年八月二三日。その中に未発表の俳句が二句ありました。 禅寺や只秋立つと聞くからに 京に二日また鎌倉の秋を憶ふ 二句目...

漱石の俳句

漱石の俳句(5)安々と海鼠の如き子を生めり

Posted on 24 6月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

明治二九年、漱石は結婚します。その年、妻・鏡子は流産。ノイローゼ(ヒステリー症)から投身自殺の未遂をおこします。漱石は当時、鏡子と手首を糸で結んで寝たこともあったそうで、小説『道草』にもそのときの描写があります。 《或時...

漱石の俳句

漱石の俳句(4)有る程の菊投げ入れよ棺の中

Posted on 26 5月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

漱石は手紙魔としてもよく知られています。『行人』や『こころ』のように手紙形式の小説もあるくらいです。漱石の句集をみると、手紙に書き添えた俳句が多いことに気づきます。様々な人に書き贈った俳句が収録されているのです。習作とし...

漱石の俳句

漱石の俳句(3)累々と徳孤ならずの蜜柑かな

Posted on 25 5月, 2017 by ちかた / 0件のコメント

明治二九年の作品にも理想を詠んだ句があります。  累々と徳孤ならずの蜜柑かな 論語の「子曰く、徳は孤ならず、必ず隣有り」(徳不孤、必有鄰)を使った一句。徳のある者は決して孤立することはなく、必ず隣に慕ってくる者がいるとい...

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INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

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