コンテンツへスキップ
Chikata.NET
俳句的転回
  • ノート
    • 選は創作なり
    • 漱石の俳句
    • 金子兜太さんに聞く
    • 雪月花エッセイ
    • 雑記
  • 一句鑑賞
    • 大谷弘至
    • 長谷川櫂
    • 飴山實
    • 三橋敏雄
    • 安東次男
    • 細見綾子
    • 金子兜太
    • 星野立子
    • 中村草田男
    • 加藤楸邨
    • 芝不器男
    • 富安風生
    • 川端茅舎
    • 高野素十
    • 松本たかし
    • 長谷川素逝
    • 前田普羅
    • 松瀬青々
    • 正岡子規
    • 井月
    • 一茶
    • 千代女
    • 太祇
    • 蕪村
    • 芭蕉
  • 選集
    • 夏目漱石
    • 飯田蛇笏
    • 村上鬼城
    • 前田普羅
    • 原石鼎
    • 加藤楸邨
  • ABOUT
  • CONTACT

カテゴリー: 大谷弘至

一句鑑賞/大谷弘至

時空ありすこしはづれてちよろぎあり 大谷弘至

Posted on 5 9月, 2019 by ちかた / 0件のコメント

ちょろぎとは、おせち料理の黒豆の上にちょこんとある、赤くて小さい芋虫のような形をした、あれである。確かにどこか不可思議な存在感がある。時空すなわち時間と空間は、古代から哲学や科学の対象となってきたし、今なお謎が大きい。一...

一句鑑賞/大谷弘至

声上げて蚯蚓を呼べる蚯蚓かな 大谷弘至

Posted on 5 9月, 2019 by ちかた / 0件のコメント

聞こえないものを聞き、見えないものを見、そして言葉にできないものを言葉にする、それが俳句である。この句の眼目はまさにそこにあるのではなかろうか。蚯蚓はもちろん鳴かない。しかし、俳句ではその声を確かに聞くことができる。この...

一句鑑賞/大谷弘至

舌出して足出して貝寄せてくる 大谷弘至

Posted on 5 9月, 2019 by ちかた / 0件のコメント

無気味にしてユーモラスな貝の姿がありありと目に浮かぶ。蛤のような二枚貝であろうか。腹も腸さえもさらけ出してやってくるかのようで、どうもこの世のものではなさそうである。松瀬青々の〈貝寄せや愚かな貝も寄せてくる〉という句があ...

一句鑑賞/大谷弘至

われもまた海月でありし頃のこと 大谷弘至

Posted on 24 4月, 2014 by ちかた / 0件のコメント

昔々あるところに。こう始まる昔話を思わせる一句である。英語ではOnce upon a time。学者によれば、「この話は嘘だから信じなさんな」という宣言なのだそうだ。しかし、この句は必ずしも嘘とは言えない。この星に生命が...

INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

CATEGOLY

RECENT ENTRY

  • 南禅寺山門に秋迫りけり 長谷川櫂 9 5月, 2025
  • 太陽と月の間に涅槃せり 長谷川櫂 20 3月, 2025
  • 乾坤のここによきこゑ雨蛙 長谷川櫂 31 1月, 2025
  • 地の底の赤きが見ゆる枯野かな 長谷川櫂 19 12月, 2024
  • いくたびも村流されて月見草 長谷川櫂 19 12月, 2024

RECENT COMMENT

  • 陀羅尼助でござりますると蟇 長谷川櫂 に ちかた より
  • 人変はり天地変はりて行く秋ぞ 長谷川櫂 に 千方 より
  • 西村麒麟の俳句 に 長谷川冬虹 より
  • 漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ に 千方 より
  • 漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ に 田中益三 より

CALENDAR

2025年6月
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
« 5月    

ARCHIVE

© 2025 Chikata.NET
Powered by WordPress | Theme: Graphy by Themegraphy