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カテゴリー: 長谷川櫂

一句鑑賞/長谷川櫂

句集『鶯』をよむ

Posted on 25 11月, 2018 by ちかた / 0件のコメント

句集『鶯』は、長谷川櫂の第十句集にあたる。あとがきの日付をみると、二〇一一年の立春とある。句集の刊行は、五‪月三〇日である。その間に三・一一、東日本大震災が起こっている。おそらく、四月に刊行となった『震災歌集』の制作のた...

一句鑑賞/長谷川櫂

億万の春塵となり大仏 長谷川櫂

Posted on 12 11月, 2010 by ちかた / 1件のコメント

この句の前書きには、「バーミヤン破壊を嘆く人に」とある。この句を読んで思い出したことがある。それはイランの映画監督、モフセン・マフマルバフの語った、この言葉である。 〈アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあま...

一句鑑賞/長谷川櫂

夏の闇鶴を抱へてゆくごとく 長谷川櫂

Posted on 10 3月, 2010 by ちかた / 3件のコメント

作者の代表作のひとつに挙げられる句であるが、なぜか句集におさめられていない。さまざまな解釈がありそうな句であるが、私がこの句を読んだときに、とっさに思い当たったのが、「鶴の恩返し」という話である。もちろん、これは日本人な...

一句鑑賞/長谷川櫂

秋風の隠岐をたちしが年の暮 長谷川櫂

Posted on 4 1月, 2010 by ちかた / 0件のコメント

隠岐は中国地方山陰にある島で、佐渡と同じくかつては配流地であった。後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流されたことでも知られる。その島をたった秋風が、年も暮れる今頃になって吹き届いたというのだから面白い。この句には前書きがある。すな...

一句鑑賞/長谷川櫂

牛乳の噴きこぼれをり冬木立 長谷川櫂

Posted on 21 12月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

すっかり葉も落ちきり、寒さの中で時間がとまったかのように立ち並んでる冬木。しかし、その内側では春になっていっせいに芽吹き出す力が、ひっそりと、そして確実にためてこまれいる。気をそらしたとたん一気に噴きあがった牛乳は、どこ...

一句鑑賞/長谷川櫂

金閣寺なにを言ひても息白く 長谷川櫂

Posted on 11 12月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

息の白さは、寒さを視覚的にとらえる季語である。しかし、この句は、そこにとどまらない。金閣寺を前にして何を言おうが、すべて白い息へと変わってしまうというのである。まるで、口からどんな言葉を出しても、すべて白紙に戻ってしまう...

一句鑑賞/長谷川櫂

張りたての強き力の障子かな 長谷川櫂

Posted on 30 11月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

障子貼りは冬支度のひとつ。貼りたての真っ白な障子紙が、たるみなく、ぴんと張りつめているのだろう。張りとは、若さでもある。まるで障子が若がえったかのように思えてくる。これで厳しい冬をむかえられる。 ※古志HPの「今日の一句...

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INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

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