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カテゴリー: 加藤楸邨

加藤楸邨

道問へば露地に裸子充満す 加藤楸邨

Posted on 24 6月, 2015 by ちかた / 0件のコメント

一茶の〈雪とけて村いつぱいの子どもかな〉と、金子兜太の〈曼珠沙華どれも腹出し秩父の子〉との間にあるような句である。戦時中の貧しき村の様子が目に浮かぶ。今も世界の至る所で、このような光景に出くわすはずだ。

加藤楸邨

寒卵どの曲線もかへりくる 加藤楸邨

Posted on 22 6月, 2015 by ちかた / 0件のコメント

卵の形状をあらわしただけの句ではないか。一読したときはそう思った。しかし「寒卵」という季語を中心によく読んでみると、それだけではないことに気づいた。食べ物の少ない冬の時期にあって、いただく卵の命はとりわけありがたい。下五...

加藤楸邨

バビロンに生きて糞ころがしは押す 加藤楸邨

Posted on 27 6月, 2013 by ちかた / 1件のコメント

フンコロガシは日本にはいない。夏の季語とされるらしいが、定着はしていない。かつて古代エジプトでは、フンコロガシは天の運行を司る神であったそうだ。糞を転がすごとく、天体を転がすというわけである。実際、フンコロガシは太陽や月...

加藤楸邨

美しき黴や月さしゐたりけり 加藤楸邨

Posted on 4 7月, 2011 by ちかた / 0件のコメント

ふつう、黴を美しいとは思わないかもしれない。しかし、この句に出会ったからには、そうはいかなくなる。月光に照らされ、青白く光る黴のディテールが目に浮かぶ。命のかたちが、浮き上がって見える。陰翳礼讃の一句。 出典:『雪後の天...

INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

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