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一句鑑賞/長谷川櫂

南禅寺山門に秋迫りけり 長谷川櫂

Posted on 9 5月, 2025 by ちかた / 0件のコメント

南禅寺は、京都市左京区に位置する臨済宗の禅寺。有名な山門(三門)は、「天下龍門」とも呼ばれ、日本三大門の一つである。高さが二〇メートル以上あり、楼上からは京都市街を一望できる。歌舞伎『楼門五三桐』では、石川五右衛門が「絶…

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一句鑑賞/長谷川櫂

太陽と月の間に涅槃せり 長谷川櫂

Posted on 20 3月, 2025 by ちかた / 0件のコメント

「涅槃」という季語を使って俳句を詠む場合、大きく分けて、涅槃会や涅槃の日を詠む場合と涅槃像や涅槃図を詠む場合とがある。後者では、涅槃像や涅槃図が釈迦入滅の様子を表現しているように、釈迦入滅すなわち涅槃そのものを俳句に詠む…

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一句鑑賞/長谷川櫂

乾坤のここによきこゑ雨蛙 長谷川櫂

Posted on 31 1月, 2025 by ちかた / 0件のコメント

この句は、蛙の声を呼んでいるというだけでなく、言葉の連なりとしても聴覚的な句である。上五中七の「KenKonno KoKoni yoKiKoe」と書くとわかるが、K音がリズミカルに配置されている。 聴覚を刺激されるのは、…

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一句鑑賞/長谷川櫂

地の底の赤きが見ゆる枯野かな 長谷川櫂

Posted on 19 12月, 2024 by ちかた / 0件のコメント

地球の内部は、地殻、マントル、核と中心に近づくにつれて高温になる。核は溶けた鉄の塊。その温度は6000度にもなるという。マントルは岩石の層で、核に熱せられ、地殻付近では冷され、内側から外側へ、外側から内側へゆっくり対流し…

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一句鑑賞/長谷川櫂

いくたびも村流されて月見草 長谷川櫂

Posted on 19 12月, 2024 by ちかた / 0件のコメント

古来大氾濫を繰り返してきた川沿いの村。流されてもまた村を築き、築いてはまた流される。月もまた欠けては満ち、満ちては欠けてゆく。再生=よみがえりの象徴である。永遠は死と生の循環の中にある。 ある夜、月見草をみながら、そんな…

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一句鑑賞/長谷川櫂

口ぢゆうを金粉にして落椿 長谷川櫂

Posted on 20 8月, 2024 by ちかた / 0件のコメント

落椿の蕊のなかから、蜜をむさぼったものの顔があらわれる。その口は金色の花粉にまみれている。蜂か虻のたぐいであろうか。 椿は虫や鳥を媒介して受粉を行う。椿のような植物の生命において、おそらく受粉(送粉)は、最も重要な営みで…

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一句鑑賞/長谷川櫂

太陽の矢の刺さりゐるトマトかな 長谷川櫂

Posted on 25 6月, 2024 by ちかた / 0件のコメント

一読すると瑞々しい世界を想像するが、再度読み直すと、聖セバスチャンの殉教図が思い浮かんできた。それは、有名なイタリア・バロック期のグイド・レーニの聖セバスチャン図だ。 グイド・レーニの聖セバスチャン図は、腰衣一枚の裸の青…

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INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

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  • 南禅寺山門に秋迫りけり 長谷川櫂 9 5月, 2025
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  • 地の底の赤きが見ゆる枯野かな 長谷川櫂 19 12月, 2024
  • いくたびも村流されて月見草 長谷川櫂 19 12月, 2024

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  • 陀羅尼助でござりますると蟇 長谷川櫂 に ちかた より
  • 人変はり天地変はりて行く秋ぞ 長谷川櫂 に 千方 より
  • 西村麒麟の俳句 に 長谷川冬虹 より
  • 漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ に 千方 より
  • 漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ に 田中益三 より

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