柄谷さんの話(平成二〇年十一月)
先週末、長池講義をうけてきました。初っぱなは、山下範久さんによるウォーラースティンの世界システム論をふまえての「ポランニー的不安とメタ普遍主義」という話。続いて、いとうせいこうさんの実物を使っての浄瑠璃考と高澤秀次さんの...
先週末、長池講義をうけてきました。初っぱなは、山下範久さんによるウォーラースティンの世界システム論をふまえての「ポランニー的不安とメタ普遍主義」という話。続いて、いとうせいこうさんの実物を使っての浄瑠璃考と高澤秀次さんの...
蕪村のこの名句ですが、解釈が難しいとされているそうです。たしかに、詠み手が胡蝶をつかんでいるのか、胡蝶がなにかをつかんでいるのか、判定しがたいものがあります。そこで、英文になっているものがあったので、見てみました。 B...
霍公鳥(ほととぎす) 間しまし置け(あいだしましおけ) 汝が鳴けば(ながなけば) 我が思ふ心(わがおもうこころ) いたもすべなし この歌は、NHKの「日めくり万葉集」という番組で知りました。そのときの選者であった柳生博さ...
最近、西鶴、芭蕉、秋成の関係に関心があります。 芭蕉は言わずもがなですが、西鶴も秋成も俳諧をやっています。西鶴は「矢数俳諧」といって、一昼夜かけてどれだけたくさんの句が詠めるかを競うパフォーマンスで、二万三千五百句(ほん...