俳句と批評(きごさいイベント「HAIKU+ 今何が問題か」レポート)

五月五日、神奈川近代文学館にて、きごさい主催のイベント「HAIKU+ 今何が問題か」が開催されました。俳句における批評の復活を目的とされたイベントで、気鋭の俳人四名がそれぞれの立場から問題提起を行ないました。以下は、その…

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日本語の詩のリズム|金子兜太さんに聞く(後編)

<前編から続き> ―――日本語の音は無表情ですが、逆に文字は漢字、ひらがな、カタカナと多彩です。リズムと文字表記の関係はどうでしょうか? 複雑に絡み付いている。我々は漢字で「大仏」と書くけど、子どもは「だいぶつ」とひらが…

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日本語の詩のリズム|金子兜太さんに聞く(前編)

*2013年12月、某雑誌の特集「日本語の居場所」というテーマで、金子兜太さんにインタビューをさせていただきました。一部ですが、以下はそのときの内容を書き起こしたものです。 ―――日本語の居場所がなくなる危機。この問題は…

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漱石の俳句(9)秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ

漱石は猫で有名ですが、犬も飼っていました。『元祖・漱石の犬』という本によれば、明治三〇年、漱石は鏡子の流産のあと、その傷を癒すためか、一匹の仔犬を飼ったそうです。写真も遺っています。しかし、その仔犬とは一年で引っ越しの際…

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