一句鑑賞/飴山實 看経のつくばひに来る小鳥かな 飴山實 Posted on 2 10月, 2010 by ちかた / 0件のコメント 看経(かんきん)とは経を黙読すること。蹲踞(つくばい)とは、俗世と切り離れた庵室へ入るために据えた手水鉢。客人はそこで身を低くして手を洗い清める。長旅を終えた小鳥が水鉢に頭を垂れて、水を呑んでいる。看経の静かさは、客人である小鳥への配慮でもあるのだろう。 ※古志HPの「今日の一句」の9月28日掲載分です。 小鳥来る、来る小鳥来る、秋、飴山實 ちかた ちかた の投稿をすべて表示