一句鑑賞/飴山實 能面の目鼻を抜ける初嵐 飴山實 Posted on 3 9月, 2010 by ちかた / 0件のコメント 屋外の能舞台に嵐が迫っているのだろう。初嵐は台風の前触れのような風のことで、秋を告げるもの。飯田蛇笏の〈なきがらや秋風かよふ鼻の穴〉という句は、もはやその鼻の穴には息がないということに気づかせる秋風だが、この句の初嵐は、...