長谷川素逝 しづかなるいちにちなりし障子かな 長谷川素逝 Posted on 17 11月, 2011 by ちかた / 0件のコメント 一日という日常の時間を、この聖域と言ってもいい静かさの空間に変えるには、障子一枚の薄さでことたりる。障子を通して入ってくる外界の音は静寂のざわめきに変換される。また、そこに広がるやわらかな光は、心のぬくもりそのものとなる。ところで、私は一日家にいるだけでも退屈でしかたがない。とてもこのような境地には至れない。 出典:『暦日』 冬、長谷川素逝、障子 ちかた ちかた の投稿をすべて表示