芽山椒や蕗の薹やら丹波から 飴山實

丹波は記紀や風土記などにも見られる古い地名。その地形は渓谷と盆地からなり、水の豊かなところ。まるでその風土までいっしょに届いたかのような一句である。太古も今も変わらず、さまざまなものの芽が人々に春のおとずれを告げている。

※古志HPの「今日の一句」の4月2日掲載分です。

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