一句鑑賞/飴山實 ひとはしり雨あり木賊みどりよき 飴山實 Posted on 23 8月, 2010 by ちかた / 0件のコメント 残暑がこう続くと、ひと雨来て欲しくなるものである。この句は、きっとそんなときに走り雨が来たのであろう。下五の「みどりよき」とは、木賊(とくさ)が走り雨をうけて、にわかに鮮やかな緑色の光を発し始めたというだけでなく、読み手の心も洗われて、よい気分となったということである。 ※古志HPの「今日の一句」の8月19日掲載分です。 木賊、秋、飴山實 ちかた ちかた の投稿をすべて表示