地の底の赤きが見ゆる枯野かな 長谷川櫂
地球の内部は、地殻、マントル、核と中心に近づくにつれて高温になる。核は溶けた鉄の塊。その温度は6000度にもなるという。マントルは岩石の層で、核に熱せられ、地殻付近では冷され、内側から外側へ、外側から内側へゆっくり対流し...
地球の内部は、地殻、マントル、核と中心に近づくにつれて高温になる。核は溶けた鉄の塊。その温度は6000度にもなるという。マントルは岩石の層で、核に熱せられ、地殻付近では冷され、内側から外側へ、外側から内側へゆっくり対流し...
芭蕉の辞世の句〈旅に病んで夢は枯野をかけめぐる〉の本歌取りというか、本句取りです。もちろん芭蕉批判ともとれる句です。芭蕉にとって「旅」とは、反復強迫、つまり一つの「病い」だと思います。芭蕉には、心の内側から何度も何度もや...