芝不器男 向う家にかがやき入りぬ石鹸玉 芝不器男 Posted on 27 4月, 2011 by ちかた / 0件のコメント しゃぼんだまが垣根を越えて、輝きながらゆらゆらと向いの家へ入っていく。不思議と時間が引き延ばされて、そこに空白がうまれたかのように、時の長さを感じさせる。時間の進む速度が遅くなったかような感覚である。不器男の句の多くに、この時間の減速感がある。(関根千方) 出典:『芝不器男句集』 春、石鹸玉、芝不器男 ちかた ちかた の投稿をすべて表示