切妻の家たちならぶ桔梗かな 長谷川櫂
良寛の故郷、出雲崎で詠まれた句。桔梗のように青く澄みきった秋の空が思い浮かぶ。切妻(きりづま)とは、大棟から二面を左右にふきおろす屋根の造り。桔梗は紙風船のように貼り合わさった蕾で、花びらがひらいても折り重なることがない...
良寛の故郷、出雲崎で詠まれた句。桔梗のように青く澄みきった秋の空が思い浮かぶ。切妻(きりづま)とは、大棟から二面を左右にふきおろす屋根の造り。桔梗は紙風船のように貼り合わさった蕾で、花びらがひらいても折り重なることがない...
立秋といっても、まだまだ暑い。とはいえ、焼けるような夏の大地に打つ水とは違い、その涼も大きく感じられる。玄関先であれ、狭い庭であれ、水を打てばそこに秋めく宇宙の入り口がひらけてくる。次第に夏の余韻も冷めて、本格的な秋とな...