乾坤に水打つ秋の初めかな 長谷川櫂

立秋といっても、まだまだ暑い。とはいえ、焼けるような夏の大地に打つ水とは違い、その涼も大きく感じられる。玄関先であれ、狭い庭であれ、水を打てばそこに秋めく宇宙の入り口がひらけてくる。次第に夏の余韻も冷めて、本格的な秋となるだろう。秋の到来をよろこぶ気持ちが伝わってくる。

※古志HPの「今日の一句」の8月7日掲載分です。

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