太祇 脱ぎ捨てて相撲となりぬ草の上 炭太祇 Posted on 27 9月, 2011 by ちかた / 0件のコメント ふざけあっていたのか、酒を呑みすぎたのか、祭のさなか勢いあまってか。いずれにしても喧嘩っぱやい江戸っ子であろう。オレのほうが強いぜ。ふん、オレの方が強いさ。なに。なんだと。やるか。やるとも。相撲をとりたかっただけなのかもしれないが、威勢よくふんどし一丁になって、土俵の上ならぬ草の上へ。足裏に触れる草のやわらかさに、勝ち負けをこえたやさしさを感じる。が、軍配はいかに。 出典:『太祇句選』 太祇、相撲、秋 ちかた ちかた の投稿をすべて表示