風船売大和の埴土を長靴に 飴山實
埴土(はに)とは古来、陶器や瓦に用いられてきた粘土のこと。風船売が春の季語であるが、風船売の長靴についた土は、まさに春の到来のあかし。季節は春、国は泥濘の大地。 ※古志HPの「今日の一句」の2月28日掲載分です。
埴土(はに)とは古来、陶器や瓦に用いられてきた粘土のこと。風船売が春の季語であるが、風船売の長靴についた土は、まさに春の到来のあかし。季節は春、国は泥濘の大地。 ※古志HPの「今日の一句」の2月28日掲載分です。
前書きに「金沢」とある。雪国の春に見られる風景であろう。雪代とは雪解水のこと。雪解けした水が川に流れ込み、岸辺近くまで水かさが増す。次々と流れ込む雪代の速さと、ただ静かに古びゆく岸辺の時間経過とが対照的。雪代の「動」と岸...
細く、しなやかな一本の白梅の苗。葉も枝もない苗は、まさに「鞭のごときもの」。梅はバラ科であり、棘をもつものあるが、この苗は、どこか生きものの「背骨」を想わせる。 ※古志HPの「今日の一句」の2月6日掲載分です。
BSのNHKの番組「100年インタビュー」に、金子兜太が出ていた。心に残る言葉がたくさんあったが、あえてひとつ記すなら、この言葉だ。 人間も蛙とおんなじですな。 金子兜太は痛風を患ったそうだが、これはそのときのエピソード...
鶏合(とりあわせ)が春の季語です。闘鶏(とうけい)、勝鶏(かちどり)、負鶏(まけどり)といった類季語があります。平安時代の宮廷には、三月三日に鶏を闘わせる行事があったのだそうです。奈良時代に唐の国からわたってきた風俗で、...
草なぎ剛に捧げたし。