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タグ: 秋

長谷川櫂

夢の世に並びて二つ露の石 長谷川櫂

Posted on 4 10月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

この句には、「法然院、谷崎潤一郎、松子夫人の墓所」と前書きがある。この墓所には大きな鞍馬石が二つおかれており、その間には枝垂桜が一本植えられているという。左の石が谷崎夫妻の墓で、右の石は松子夫人の親族の墓。石には左が「寂...

一句鑑賞/長谷川櫂

その声の秋風に似てゐざりしや 長谷川櫂

Posted on 25 9月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

前書きから、「その声」の持ち主が安東次男氏であることがわかる。この句は、安東氏の持病である肺気腫が快方に向かったという知らせを聞いて、その返事に詠まれた句のうちの一つ。秋風は日の衰えを感じさせるものであるが、この句は、そ...

一句鑑賞/長谷川櫂

花売の一桶はみな芒かな 長谷川櫂

Posted on 14 9月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

一桶をすべて芒が占めている。ほかの桶は秋の草花がいくつか組み合わさって売られているのだろう。その中でひときわ輝いている芒の存在感が伝わってくる。芒を売り買いする人々の声も聞こえてきそうである。ひょっとすると、この作者は桶...

一句鑑賞/長谷川櫂

伐り出して七夕竹としたりけり 長谷川櫂

Posted on 2 9月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

山から伐り出してきた一本の竹。伐られる前は他の竹と変わらぬそれであったはずだが、根茎から伐り離されたとたんに、選ばれた竹となる。あとには戻れない。他の青竹にも七夕竹となる可能性は等しくあったはず。しかし七夕竹となったのは...

一句鑑賞/長谷川櫂

切妻の家たちならぶ桔梗かな 長谷川櫂

Posted on 24 8月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

良寛の故郷、出雲崎で詠まれた句。桔梗のように青く澄みきった秋の空が思い浮かぶ。切妻(きりづま)とは、大棟から二面を左右にふきおろす屋根の造り。桔梗は紙風船のように貼り合わさった蕾で、花びらがひらいても折り重なることがない...

一句鑑賞/松瀬青々

おそろしや火の中を吹く秋の風 松瀬青々

Posted on 21 8月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

九月一日は防災の日です。大正十二年のこの日、午前十一時五十八分、相模湾を震源とする大きな地震があり、同時に火災が発生。日本海側に台風が迫っていた関係で、太平洋側には乾いた秋風が強く吹いていたと聞きます。おかげで、その火は...

一句鑑賞/長谷川櫂

乾坤に水打つ秋の初めかな 長谷川櫂

Posted on 18 8月, 2009 by ちかた / 0件のコメント

立秋といっても、まだまだ暑い。とはいえ、焼けるような夏の大地に打つ水とは違い、その涼も大きく感じられる。玄関先であれ、狭い庭であれ、水を打てばそこに秋めく宇宙の入り口がひらけてくる。次第に夏の余韻も冷めて、本格的な秋とな...

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INFO

句集を刊行しました。もしお読みいただける方がいらっしゃれば CONTACTよりご連絡ください。
句集白桃
句集『白桃』
(古志叢書五〇篇)
著者:関根千方
価格:2,400円+税
仕様:四六判上製/152ページ
発行:ふらんす堂
発売日:2017年3月28日
ISBN:978-4781409498

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  • 西村麒麟の俳句 に 長谷川冬虹 より
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